金沢大学・血液内科・呼吸器内科

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研修医・入局者募集

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血液内科に関心がある若い人へ

(血液内科科長:中尾眞二)

呼吸器内科に関心がある若い人へ

(呼吸器内科科長 :藤村政樹)

医局の現状と将来のビジョン

(医局長:奥村廣和)

連絡先

常勤医派遣先病院の紹介

血液内科科長:中尾眞二

血液内科に関心がある若い人へ

 金沢大学の細胞移植学分野・血液内科には他大学の血液内科にはないいくつかの特長があります。血液内科の診療は、治療手段によって造血器腫瘍に対する化学療法、造血幹細胞移植、造血障害、血栓止血診療の4分野に分けられます。多くの大学病院では特定の分野に興味が集中するためか診療や研究の領域が限られています。しかし金沢大学血液内科(旧第三内科)では、初代教授の服部絢一先生が化学療法・骨髄移植、二代目教授の松田保先生が血栓止血学・老年病、三代目の中尾が造血障害・幹細胞移植と、それぞれ異なる領域を専門としてきたため、教室内や関連病院には血液内科のすべての領域の専門家が揃っています。このためどの血液疾患にも対応することができ、また初学者は血液診療のすべてを学ぶことができます。血液内科に興味があるがどの道で専門家を目指すかを決めかねている若い研修医にとって金沢大学血液内科は理想的な環境にあるということができます。
 二つ目の特長は、成果が臨床にすぐ還元できるような臨床に近い研究を行っている、という点です。基礎医学研究は医学を発展させる上で非常に重要ですが、血液内科のような忙しい臨床教室においては、質の高い臨床と、底辺の広い基礎研究を両立させることはほとんど不可能です。ただし、臨床家にしかない視点で病気を「科学する」ことによって、基礎研究者にはできない独創的な研究を行うことは十分可能です。
 今、多くの医学生や研修医は学位よりも専門医の取得を目指しているという話をよく耳にします。研究者を目指さない人にとって学位を取ることは確かに価値のないことかもしれません。ただし、だからといって臨床家にとって研究が不要か、というと決してそうではありません。血液内科の領域には治せない難病がまだまだ沢山あり、多くの若い命が奪われています。このような血液難病を克服するためには、診療の中で臨床の役に立つ研究の必要性を肌で感じながら、独創的な視点で研究を行う、あるいは探究心を持ちながら診療にあたる人がどうしても必要です。世の中が探究心の乏しい「普通」の血液専門医だけになってしまったら血液難病はいつまでもなくなりません。

 臨床的な知識や技術は書物や患者さんの診療、あるいは臨床に詳しい血液内科医の指導を通して習得することができます。しかし、探求する心を養うには、探究心に長けた人と一定期間一緒に診療・研究を行うしか方法はありません。金沢大学血液内科には探究心を育成できる教官や血液内科指導医が沢山います。血液内科に関心のある学生さんや、既存の治療だけで血液病を治療することに満足できない若い人は是非金沢大学血液内科の門を叩いてください。

金沢大学大学院医学系研究科 細胞移植学(血液・呼吸器内科)教授
金沢大学附属病院 血液内科科長

中尾 眞二

呼吸器内科科長:藤村政樹

呼吸器内科に関心がある若い人へ

 呼吸器系は、吸う空気を介して病原微生物、化学的刺激物質、アレルギーの原因物質などに直接暴露されるため、病気の種類が最も多い臓器です。さらに、呼吸器系は病気が進行すると呼吸不全に直結するため、心臓系と共に生命を決定する重要な臓器です。したがって、呼吸器内科は、生きるか死ぬかのcritical practiceから、QOLを低下させる息切れ・呼吸困難、咳、痰、全身倦怠、微熱などの診療まで、極めて幅広い診療領域です。病気の診断は、病態診断、重症度診断、原因診断から成りますが、呼吸器領域の病気は複雑であるために病態診断ですら容易ではなく、専門性が求められます。
 呼吸器内科のテリトリーは、1)気管支喘息、慢性閉塞性肺疾患(COPD)、慢性咳嗽などの気道疾患、2)各種間質性疾患を主とするびまん性肺疾患、3)肺癌を主とする腫瘍性疾患、4)市中肺炎、院内肺炎などの感染性疾患、5)肺高血圧、肺動脈血栓塞栓症などの肺循環疾患、6)睡眠時無呼吸症候群などの異常呼吸疾患に大別されます。それぞれの疾患を患っている患者は多数いますが、それぞれの疾患の病態解明は極めて遅れています。未来のより良い医療を創るためには、医学研究の推進が不可欠です。そのためには若い力が必要です。
 呼吸器内科の診療体系は、1)今ある標準的診療を未来に向けて向上させるために臨床研究を行いながら専門的診療を提供する専門呼吸器内科(県に1ないし2施設)、2)標準的呼吸器診療を提供する一般呼吸器内科(地区中核施設)、3)呼吸器疾患を中心に内科全般の診療を提供する準呼吸器内科(一般病院、診療所、訪問診療ステーション、健康管理センター)、に大別されます。金沢大学呼吸器内科で研修した医師は、上記の1)2)3)の全てで活躍しています。
 最後に医学研究の重要性に触れておきます。前述したように将来の医療レベルの向上というお題目はありますが、全ての研究がそれに貢献する訳ではありません。もちろん、ノーベル賞など問題外です。医学研究の最も重要な点は、若い医師が研究に従事することによって「疑問を持つ、調べる、仮設を立てる、計画する、実践する、まとめる」能力を身に着けることです。実地診療では、医学書の記載どおりではない患者に多く遭遇します。目の前の患者を正しく把握して対処できる呼吸器内科医となるために、できるだけ若い時期に医学研究に携わっておくことの重要性を強調しておきます。

金沢大学大学院医学系研究科 細胞移植学(血液・呼吸器内科)准教授
金沢大学附属病院 呼吸器内科科長

藤村 政樹

医局長:奥村廣和

医局の現状と将来のビジョン

 当科は、血液疾患と呼吸器疾患の診療・研究・教育を行う内科の研究室です。開講以来、北陸地域の血液内科、呼吸器内科の医療を担うため多数の専門医を育成し、世界へ向けての情報発信源として多くの研究業績を積み重ねて来ました。当科は、診療から出てきた疑問を研究のテーマとし、素早く患者さんへ還元できることを目指して研究を進めるとともに、患者さんから慕われる専門医の育成に力を注いでいきたいと思っています。広く門戸を開け、熱意を持った臨床研修医・研究者の皆様をお待ちしていています。

【沿革】
当科は、昭和44年4月に初代教授服部絢一により金沢大学医学部第三内科として開講しました。昭和59年7月に二代目教授松田保が就任し、現在の血液内科と呼吸器内科の2専門領域が確立しました。平成11年8月に三代目教授中尾眞二が就任、現在では金沢大学大学院細胞移植学(血液・呼吸器内科)と名称が改められています。

【血液内科】
 昭和58年に本邦初の同種骨髄移植長期生存例を報告して以来、我が国における造血幹細胞移植の情報発信施設としての地位を築いてきました。また北陸三県から紹介を受け、国内で有数の診療実績を誇ります。対象となる疾患は血液疾患全般ですが、中でも再生不良性貧血や骨髄異形成症候群などの骨髄不全の診断・治療、造血器腫瘍の化学療法、造血幹細胞移植、播種性血管内凝固症候群(DIC)や出血性・血栓性疾患の診療に力を入れています。
研究では、骨髄不全の病態解明と治療法の開発では世界的に高い評価を受けています。また、腫瘍ワクチン療法や移植片対宿主病(GVHD)の治療法の開発にも力を注いでいます。血栓止血の分野では、DICの病型分類を初めて提唱し、状態に応じた治療法を考案しました。抗リン脂質抗体症候群や先天性凝固異常の病態解析と治療法の開発も精力的に行っています。

【呼吸器内科】
気管支喘息、肺癌、間質性肺炎が3大テーマです。アトピー咳嗽、アスピリン喘息、アルコール喘息は当科より発信した病態で、現在では広く認知されるようになりました。気管支喘息の病態解明と治療法の開発、各種病態での咳嗽発生機序の解明を行っています。肺癌の臨床では、世界に通じるエビデンスを目指して新規化学療法の開発を行っています。またトランスレーショナルリサーチを目指し、上皮成長因子受容体(EGFR)に対する分子標的療法の研究を行っています。間質性肺炎の分野では、膠原病に合併する間質性肺炎の病態解明、薬剤起因間質性肺炎の病態に合わせた治療法の開発を行っています。

【後期研修と専門医取得(研修プログラム)】
 後期研修は、卒後3年目から当科で行うことも、関連病院で行うことも可能です。当科で開始する場合は、初年度(卒後3年目)は大学病院で、4年目以降は関連病院または当科で受けることができます。関連病院で開始した場合には関連病院のプログラムに従って受け、プログラム終了とともに当科または関連病院での勤務になります。
大学院入学希望者は、卒後3年目以降に大学院入学が可能です。大学院と平行して後期研修を受けることになりますが、5年目から7年目にかけて、2年間の大学での研究期間を設けます。大学での研究期間は、病棟を担当しないため、研究に専念することが出来ます。
血液内科では日本内科学会・日本血液学会・日本臨床血液学会・日本血栓止血学会・日本臨床腫瘍学会などに所属します。7年目以降より、総合内科専門医・血液内科専門医・がん薬物療法専門医の取得を目指します。呼吸器内科では、日本内科学会・日本呼吸器学会・日本臨床腫瘍学会・日本アレルギー学会・日本呼吸器内視鏡学会等に所属し、7年目以降より総合内科専門医・呼吸器専門医・アレルギー学会専門医・がん薬物療法専門医・呼吸器内視鏡学会専門医の取得を目指します。
 4年目以降に当科のプログラムに参加することも、他施設のプログラム終了後に当科で専門医を目指したり、大学院入学を希望したりすることも可能です。
進路に関しては教授、准教授、医局長、卒後研修係等が質問や相談にいつでも応じます。

【関連病院(常勤医派遣先病院)】
 北陸3県の主な基幹病院が含まれています。専門医不足のため、病院からの血液内科・呼吸器内科設立の要望に答えられていないのが現状です。将来的には各病院への専門医を増員することにより、医師にかかる負担を軽減するとともに、関連病院数を増やし、さらに地域医療に貢献したいと考えています。

【医局制度と医局会】
 医局制度は、悪の代名詞にされることがありますが、専門医の育成と地域医療を支えることに、大きな役割を果たしてきたと思います。
 医局の最も大切な役割は、大学病院と関連病院の間、あるいは関連病院間で医師の異動を計画することです。いろいろな地域や規模の病院に勤務することは、医師としての経験・技術を向上させ、また自分にあった病院を探し出すことに役立ちます。また関連病院にとっては人事異動により活性化が図れます。もう一つの大切な役割は、医局員の福利厚生と生涯教育を図ること、それに病気休業時への対応です。また当科では、子育て女性医師のキャリア維持と産休後の早期復職に積極的に取り組んでいます。具体的には、9時から5時の勤務時間を厳密に守るよう努力し、複数主治医制を導入することにより、子育て中の女性医師が安心して働ける環境を作るようにしています。今後関連病院にも広げてゆきたいと思っています。
 当科では、金沢大学血液・呼吸器内科医局会(以下医局会と略)を設立し、公平な人事等の運営を図るため民主的に医局会長(大学の医局長を兼ねます)を選出し、運営しています。医局会では、代表者(運営委員と呼んでいます)により定期的に医局会の運営を話し合い、また年に1度全医局会員が集合し、医局会や各病院での様々な問題点を話し合います。
 当科では、金沢大学出身者が半数以上を占めますが、機会均等・負担均等を原則としています。他大学の出身であるために不利益を受けることは一切ありません。

血液・呼吸器内科(旧第三内科)医局長

奥村廣和

連絡先

医局長:奥村廣和

〒920-8641 金沢市宝町13−1
金沢大学附属病院血液内科・呼吸器内科(旧第三内科)
電話(医局長室):076-265-2272
電話(医局事務):076-265-2274(2275)
FAX:076-234-4252
e-MAIL:info@3nai.jp

常勤医派遣先病院の紹介

(平成21年度予定)

常勤医派遣先病院 血液 呼吸器
富山県

 黒部市民病院

 

 富山労災病院

 

 富山赤十字病院

 

 富山県立中央病院

 

 富山市民病院

 八尾総合病院

 

 厚生連高岡病院

 礪波総合病院

 

 南砺市民病院

石川県

 浅ノ川総合病院

 

 金沢社会保険病院

 

 石川県立中央病院

 NTT西日本金沢病院

 金沢医療センター

 

 金沢市立病院

 

 石川県済生会病院

 

 恵寿総合病院

 芳珠記念病院

 

 小松市民病院

 

福井県

 福井済生会病院

 

非常勤医派遣先病院は上記には含まれていません。
常勤医・非常勤医を合わせた派遣先病院は、「大学・研修病院のリンク集」を御覧ください。

金沢大学血液内科・呼吸器内科 〒920-8641 石川県金沢市宝町13-1 TEL.076-265-2274 FAX.076-234-4252 MAIL.info@3nai.jp
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