金沢大学・血液内科・呼吸器内科
※記事カテゴリからは過去の全記事をご覧いただけます。
<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2009年05月19日

金沢大学附属病院:血液内科後期研修(専門医養成)(前編)

先天性凝固異常症 & 大動脈瘤:金沢大学 血栓止血研究室グループ紹介(3)から続く

 

金沢大学附属病院のホームページ(HP)に、血液内科 後期研修(専門医養成コース)プログラムが掲載されているのですが、pdf.ファイルでの掲載のため、ひょっとしたらあまり目にされていないかも知れません。

念のために、私たちのブログ記事でも紹介させていただきたいと思います。血液内科の紹介(2回シリーズで紹介させていただきます)のあとは、呼吸器内科の紹介の予定です。


【関連記事】

金沢大学 血液内科・呼吸器内科(研修医):一言お願いします!

金沢大学病院での研修〜カンファレンス〜:後期研修医の独り言(1)



金沢大学附属病院HPで掲載されている内容を、若干のみ改変して紹介させていただきます。


金沢大学附属病院
血液内科 後期研修(専門医養成コース)プログラム (1)

 

概要
当教室は、昭和44年に初代服部絢一教授により開設されました(金沢大学医学部第三内科)。平成11年8月からは二代の松田保教授の後を受け、中尾眞二教授が担当しています。当科では血液内科疾患全般の診療を行っています。
 
昭和58年に本邦初の同種骨髄移植長期生存例を報告して以来、我が国における造血幹細胞移植の情報発信源施設としての地位を築いてきました。それ以外に再生不良性貧血の免疫抑制療法、造血器腫瘍の化学療法、血栓性疾患の治療などを診療の柱としています。

研究では「診療にすぐに役立つ研究を」をモットーに同種免疫療法の開発、再生不良性貧血の病態解明とそれに基づく治療法の開発、腫瘍ワクチン療法、造血器疾患の治療反応性と副作用の発現予測、播種性血管内凝固(DIC)をはじめとする血栓性疾患の病態解析と治療に取り組んでいます。


当科の特色
当科では、血液・移植グループ血栓止血グループに別れています。両グループの診療内容と研究内容について以下に示します。

1) 造血器悪性腫瘍

臨床:造血器疾患に対する化学療法、難治性造血器疾患に対する造血幹細胞移植など。
研究:リツキシマブ抗腫瘍効果増強作用の検討、骨髄増殖性疾患の診断と病態解析、同種免疫療法(腫瘍ワクチン)の開発、腫瘍細胞特異的細胞障害性T細胞の解析、幹細胞移植に合併するウイルス感染予防、GVHDの治療法開発。

2)骨髄不全

臨床:再生不良背貧血に対する免疫療法・同種幹細胞移植、骨髄異形成症候群に対する同種幹細胞移植。
研究:再生不良性貧血の病態解析・高感度フローサイトメトリーによる予後予測・自己抗体解析。

3) 播種性血管内凝固症候群(DIC)
臨床:DICの診断・治療。
研究:DICの病態解析(DICモデル実験)・新規治療法の開発など。

4)先天性&後天性血栓性素因
臨床:先天性凝固異常症の診断・治療、抗リン脂質抗体症候群(APS)治療の層別化。
研究:先天性凝固異常症の遺伝子解析・機能解析、APSの病態解析・治療法の開発。


スタッフ
http://www.3nai.jp/class/02.html

 

(続く)

金沢大学附属病院:血液内科後期研修(専門医養成)(後編)


【リンク】

金沢大学 血液内科・呼吸器内科ホームページ

金沢大学 血液内科・呼吸器内科ブログ


研修医・入局者募集

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 05:28| 研修医の広場 | コメント(0)

◆この記事へのコメント:

※必須