金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2016年7月5日

骨髄異形成症候群・悪性リンパ腫

平成28年度血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成28年7月13日(水)

問9.    骨髄異形成症候群に関する記載のうち正しいはどれか。3つ選べ。

(1)    ほとんどの例で染色体異常が検出される。
(2)    二次性のものが増加している。
(3)    網赤血球数は減少する。
(4)    骨髄細胞や末梢血白血球の形態異常によって診断される。
(5)    死因の多くは白血病移行によるものである。

a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)



問10.    全身のリンパ節腫大のため悪性リンパ腫が疑われている患者にリンパ節生検を行う場合、生検にもっとも適したリンパ節はどれか。1つ選べ。


a.    直径3cm大の側頚部リンパ節
b.    直径1cm大の胃リンパ腫病変
c.    直径1cm大の扁桃腫大
d.    直径3cm大の鼡径部リンパ節
e.    直径4cm大の腋窩リンパ節



問11.    次の文章の中で正しいものはどれか。3つ選べ。

(1)    鼻腔原発NK/T細胞性リンパ腫は緩徐に病勢が進行する。
(2)    微小管阻害薬を結合させた抗CD30抗体は難治性ホジキンリンパ腫に有効である。
(3)    日本人で最も頻度の高いリンパ腫はびまん性大細胞型B細胞リンパ腫である。
(4)    血管内大細胞型B細胞リンパ腫では血球貪食症候群をしばしば併発する。
(5)    マントル細胞リンパ腫は予後良好である。

a. (1)(2)(3) b. (1)(2)(5) c. (1)(4)(5) d. (2)(3)(4) e. (3)(4)(5)




(正答)

問9:d
問10:a
問11:d

 

 <リンク>
血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:34 | 医師国家試験・専門医試験対策

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