金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2013年02月14日

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科):富山赤十字病院(1)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)同門会報の原稿を、ブログでもアップさせていただきます。

病院紹介

「富山赤十字病院」(1)  by 黒川敏郎 (平成15年入局)

黒川先生

富山赤十字病院は富山駅の北西1km、神通川沿いに位置しています。

今から100年以上前の明治40年に富山県で最初の病院として、全国に92ある日赤病院の中で6番目に開設されました。

初代院長は東大から派遣されましたが宿舎から病院まで馬に乗って通勤したという話です。


435床で常勤医師数は68(研修医除く)、内科は22です。

その中規模さゆえに横の連携がよくて小回りのきく病院です。

平成23年度の一日当たり患者数は入院386人(病床利用率88.7%)、外来1001人でした。

平成23年11月に日本医療機能評価機構の病院機能評価(Ver. 6.0)の認定を受けました。

平成16年に電子カルテが導入されています。

富山医療圏の二次輪番病院の一つのため救急車は年間3500台来ます。

また日赤の使命としての災害救助活動があり、昨年の東日本大震災の際は地震の2時間後に第一陣の救護班が病院を出発しています。

日赤病院はどこも独立採算で、自治体や日本赤十字社から補助がないため経営には大変シビアですが、平成23年度の決算が7年ぶりに黒字に転じて雰囲気は明るくなっています。


研修医は少数ではありますが繋がっており、平成24年度は1年目、2年目とも単独型で3人ずついます(たすきも少数います)。

初期臨床研修の目的はcommon diseaseを見れるようになることですから、そういう点では研修に向いた病院といえます。

まず研修医がたくさん来る病院にして、将来的に誰かを血液内科に勧誘できれば…というのが私の強い願いです。

(続く)金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科):富山赤十字病院(2)

 

<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集

参考:血栓止血の臨床日本血栓止血学会HPへ)

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:33| その他