金沢大学・血液内科・呼吸器内科
※記事カテゴリからは過去の全記事をご覧いただけます。
<< 前のエントリトップページ次のエントリ >>
2013年09月04日

DICとアンチトロンビン(AT)8:AT活性低下の機序

DICとアンチトロンビン(AT)7:AT活性の低下より続く。      

AT8
 

それでは、播種性血管内凝固症候群(DIC)において血中アンチトロンビン(AT)活性が低下する機序は何でしょうか。
現在は上記の機序が考えられています。

これらの機序が、複合的にAT活性低下に関与しているものと考えられます。


これらの機序のうちどの比重が大きいかは、基礎疾患が何であるか、病期がいつであるかなど多くの臨床条件によって変ってくるものと思われます。

参考;TAT


(続く)DICとアンチトロンビン(AT)9:AT低下と予後

 

<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
研修医・入局者募集

参考:血栓止血の臨床日本血栓止血学会HPへ)
 

投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:52| DIC