金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2015年10月03日

クリニックの女性外来(2):金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)の同門会報原稿からです。

クリニックの女性外来(1):金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)より続く。

「クリニックの女性外来」(2) by  杉森尚美(平成3年入局)

また女性外来ということで、大豆イソフラボン由来のエクオールの宣伝が頻繁にあり、腸内細菌の研究がどんどん進んでいるのに驚かされます。

大豆イソフラボンをせっかく摂取しても、腸内にエクオール産生菌がいないと、女性ホルモンを補う効果が期待できないとのこと。

最近オーダーメイド医療と言われますが、ゲノム多型に、生活習慣、腸内細菌の種類まで考慮する時代になってきている、と感じております。

ちなみに私は尿検査で測定したところ、レベル4で一応エクオール産生腸内細菌がいるらしいとわかりました。

腸内に棲み着く細菌は、幼少時に決定するらしいので、親に感謝です。


台湾の臭豆腐にエクオールが飛びぬけて多く含まれていることが報告されましたが、士林夜市を訪れたときに試しに食べてみたことがあります。

しかし口に入れた途端吐いてしまいました。

今考えると、あーもったいない、です。


先日金沢で開催された日本血液学会で、造血幹細胞の増殖・生存にバリンが必須であると衝撃的な発表がなされました。

また私は最近、ビタミンB1誘導体のベンフォチアミンが白血病細胞に効果があるという報告をさせていただきました。
(ご興味ある方はクリニックのホームページhttp://sugimoriclin.byoinnavi.jp/pc/最近のアクティビティvol.4、vol.6をぜひご覧ください。)

大豆イソフラボンに、必須アミノ酸のバリン、ビタミンB1などなど、身近に重要な働きをする物質が多々あるのではないかと考えつつ、「ためしてがってん」で山瀬まみが、
「え〜!。そんな大事なこと今やっとわかったんですか!」
と叫ぶのを横目で見ながら、日々のお弁当や食事を作る重要性に気が付き、それらを必死で作っている女性のための女性外来も、ますます充実させたいと思っております。

ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願いいたします。

 <リンク>
血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:47| その他