金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2009年01月29日

インフルエンザ:タミフル耐性、リレンザ、関節痛

インフルエンザが猛威をふるっているようです。金沢でも大流行となっています。

金沢市内の某病院では、ある日曜日(最近です)に当番医担当になったそうですが、約60人の受診がありそのうち約40人がインフルエンザだったそうです。

また、現在流行のインフルエンザは、タミフル耐性が多いことも問題になっているようです。インフルエンザの症例に遭遇するたびに、タミフルを処方して良いのか、あるいはリレンザを処方した方が良いのか、管理人も迷うことがしばしばです。


インフルエンザQ&A(厚生労働省HP)でも、
タミフル耐性の問題を複数とりあげています。


管理人自身の経験ですが、少なくとも金沢では微熱のインフルエンザがかなり多い印象を持っています。典型的なインフルエンザでは、高熱(38.5℃以上)が見られますが、今シーズンは高熱の出ないインフルエンザも少なくない印象を持っています。

ただし、インフルエンザと診断された方では、関節痛や鼻水を訴えられる方が多いようです。特に、関節痛を伴った風邪症状の方では、インフルエンザを疑うべきではないかと思っています。


(追伸)

本日、以下のような記事もありました。

リレンザの供給増を要請=タミフル耐性ウイルス対策−厚労省

治療薬タミフルに耐性を持つインフルエンザウイルス「Aソ連型」が全国に拡大していることから、厚生労働省は28日までに、耐性ウイルスに有効とされる別の治療薬「リレンザ」の製造販売元「グラクソ・スミスクライン」に対し、今冬の供給量を増加できないか要請した。



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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 06:04| 医学全般 | コメント(0) | トラックバック(0)

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