金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2012年08月02日

血液内科学系統講義試験:汎血球減少/MDS

平成24年度 血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成24年7月17日 (火) 


今回は
汎血球減少/MDSなどです。

 

問6.    次の中で汎血球減少を来す疾患はどれか。

(1)    血球貪食症候群
(2)    発作性寒冷ヘモグロビン尿症
(3)    Diamond-Blackfan症候群
(4)    巨赤芽球性貧血
(5)    有毛細胞性白血病

a. (1) (2) (3) b. (1) (2) (5) c. (1) (4) (5) d. (2) (3) (4) e. (3) (4) (5)


(正答)  c


問7.    治療法で正しい結びつきはどれか.

(1)    輸血後鉄過剰症―デフェラシロクス
(2)    自己免疫性溶血性貧血―副腎皮質ステロイド
(3)    寒冷凝集素症―摘脾
(4)    発作性夜間血色素尿症―リツキシマブ
(5)    赤芽球癆―シクロスポリン

a. (1) (2) (3) b. (1) (2) (5) c. (1) (4) (5) d. (2) (3) (4) e. (3) (4) (5)


(正答)  b

 

問8.    骨髄異形成症候群(MDS)について正しいのはどれか。

(1)    二次性MDSが増えているのは環境の悪化が主な原因である。
(2)    第7染色体異常陽性例は予後良好である。
(3)    異常造血幹細胞によるクローン性疾患である。
(4)    脱メチル化薬(アザシチジン)によって生存期間の延長が得られる。
(5)    レナリドマイドは5q-症候群に対して著効を示す。

a. (1) (2) (3) b. (1) (2) (5) c. (1) (4) (5) d. (2) (3) (4) e. (3) (4) (5)

 

(正答)  e

 

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:22| 医師国家試験・専門医試験対策