金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2012年07月24日

血液内科学系統講義試験:血栓止血学(4)

平成24年度 血液内科学系統講義試験
細胞移植学(血液内科)
平成24年7月17日 (火) 


今回は血栓止血学(4)です。

問16.    血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)および溶血性尿毒症症候群(HUS)の両者に共通した所見の記載として誤りはどれか。1つ選べ。

a.    血清ハプトグロビンの低下
b.    網状赤血球の上昇
c.    抗ADAMTS13抗体陽性
d.    間接ビリルビンの上昇
e.    血清LDHの上昇

(解説)

a.  溶血でみられる所見である。

b.  溶血でみられる所見である。

c.  典型的な TTPでは抗ADAMTS13抗体陽性は陽性であるが、HUSではこの抗体は陽性にならない。

d.  溶血でみられる所見である。

e.  溶血でみられる所見である。

 

(答え) c


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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:47| 医師国家試験・専門医試験対策