金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2012年11月17日

金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)中尾眞二:8

 金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)中尾眞二:7 より続く

参考:血液内科に興味のある若い人へ金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)の新歓(1)


アメリカ一人旅(8)
第二の両親との再会:1   by 中尾眞二

現在

翌日、無事講演を終え、8月13日(日曜日)の早朝ソルトレークシティーに移動しました。

国内の移動とはいえ、フライト時間は約5時間。

西周りで移動するというのは、日が長くなる分疲れます。

シャトルバスを利用してユタ大学近くのマリオットホテルへ。

今年の中西部のアメリカは猛暑に見舞われ、38℃以上の日が10日以上も続いているということでした。


昼過ぎにDr. Michael Vincentがホテルに迎えに来てくれました。

ホームステイしていた時はよく知らなかったのですが、Michaelはロマノワード症候群というQT延長症候群の世界的大家で、N Engl J Medにいくつも論文を出している高名な循環器内科医です。


末日聖徒イエスキリスト(モルモン)教会で、奥さんのDeloresと、アメリカ留学中に出会って以来、24年ぶりに感動の再会を果たしました。

写真は今回の訪問時のものです(備考:ホームステイ当時の晩餐会の画像の次回の記事でアップさせていただきます)。

彼らの前にいると23歳の若造に戻ってしまうのが不思議です。

久しぶりに聖杯を受けてから懐かしいMichaelの自宅に呼ばれました。

当日はMichaelの72歳の誕生日ということもあり、7番目と8番目の娘さんが広大なVincent家に来ていました。

実に33年ぶりのVincent家での食事です。

当時は若かったこともあり、半月のホームステイ中も食事で苦労した記憶は全くなかったのですが、年齢は食事に対する感覚を一層保守的にするようで、パーティ料理に似た感想を持ちました。

考えてみると、アメリカの家庭料理は大きな皿にのった料理を回して食べるので、バイキングと変わらないところがあります。

「Could you pass何々」と言ってお皿を回してもらうのは、家族の会話を保つ手段なのかもしれませんが、日本人の感覚からすれば最初から盛っておいた方が、食事が進むような気がします。

水不足のためか水道水のカルキ臭が強いので、Vincentさんたちの健康が心配になりました。

ただし、これは美味しい金沢の水道水をふだん飲みつけているためかもしれません。

 

(続く)金沢大学第三内科(血液・呼吸器内科)中尾眞二:9

 
 

<リンク>

血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)

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金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ

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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:20| その他