金沢大学・血液内科・呼吸器内科
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2011年12月26日

骨髄中の細胞など:金沢大学血液内科試験問題


平成23年度 金沢大学血液内科学系統講義試験:細胞移植学(血液内科)<問題の紹介と正答>

今回は、血液一般の問題です。

参考:
貧血患者へのアプローチ
溶血性貧血
汎血球減少のマネジメント:特に骨髄不全について



問2.    次の文の括弧の中に適切な言葉を記入せよ。

1)骨髄中の幼若顆粒球のうち、アズール顆粒がもっとも目立つのは(    )である。
2)骨髄中の赤芽球のうち、赤血球にもっとも近い細胞は(    )である。
3)鉄芽球性貧血では(    )の15%以上を環状鉄芽球が占める。
4)補体による血管内溶血を来す代表的疾患は(     )である。
5)貧血の鑑別診断において必須の検査項目は(     )球の測定である。
6)急性骨髄性白血病とそれ以外の急性白血病とを鑑別するための基本的な特殊染色は(     )染色である。
7)サラセミアでは血清鉄は(  )値を示す。
8)血液や骨髄の塗抹標本を観察する際には、(   )球が重なっていない細胞がよく伸びた部位を選んで観察する。
9)造血幹細胞移植のために用いる移植片には、骨髄、臍帯血、(    )がある。
10)慢性炎症の際、肝で産生される(      )は腸管からの鉄吸収を抑制する。



(正答)

1)
前骨髄球
2)正染性赤芽球
3)赤芽球
4)発作性夜間血色素尿症
5)網赤血または網状赤血
6)ペルオキシダーゼ
7)
8)赤血
9)末梢血
10)ヘプシジン

参考:造血幹細胞移植入門(インデックス)


【リンク】
血液凝固検査入門(図解シリーズ)
播種性血管内凝固症候群(DIC)(図解シリーズ)
金沢大学血液内科・呼吸器内科HP
金沢大学血液内科・呼吸器内科ブログ
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投稿者:血液内科・呼吸器内科at 01:34| 医師国家試験・専門医試験対策